バッテリードラマ化


あさのあつこ著 バッテリー

 「NHKが千葉県南房総市内でドラマのロケ中、所有者に無断で紙製ナンバープレートを張り付けた軽乗用車がそのまま走り去った問題」で初めて知ったのだが、バッテリーがドラマ化。
個人的に応援している作品で、野球ボール・コムにも応援バナーリンクを張らしていただいているので紹介。


あさのあつこさんの小説バッテリーは、「飛びぬけた才能と傲慢なまでの自信を持つピッチャー原田巧と、巧とバッテリーを組むキャッチャー永倉豪の一年間の物語。少年達の真剣な対峙と美しい背景描写が魅力。」な小説。
個人的なレビューとしては、あり得そうな登場人物と設定で読むことに慣れていない人(SFやファンタジーが好きな人)も簡単に読むことができる。 また、野球をやっている人が読んでも、野球に関する話(ココが違う、ココはこうした方が良いという事)が多すぎるということも少ない。
野球をテーマとしている というよりも”野球を通して”登場人物の心理的な変化などを描写している作品。
心理描写などでは 小中学生には難しい点もあると思うが、ゆっくり読めば理解できる言い回しを使っているので若い世代に読んで欲しい作品。(元々は児童向けの作品)
もちろん、大人であれば また違う受け方が出来る深い内容なので、お勧めする。
私がこの作品に出合ったのは、2000年ごろ。まだ硬い表紙だった。
読書週間というものが学校であり、たまたま精文館書店で購入した作品だった。
面白い内容とは思ったものの、そこは中学生。読み終わる前に読書週間が終わってしまい、ふと気付けば失くしてしまっていた。
しかし面白い本というのは 不思議なもので、改めて会うことになる。
高校が終わるころにソフトカバーの文庫本になったバッテリーを”呼んだことのある作品と気付かず”に購入したのだ。
これは面白いと 友達に薦めたりもした。
おもしろいと感じたのは私一人ではなかったようで、
2007年3月には映画化
「あさのあつこ原作 バッテリー」「いまだからこそ、できることがある」 のCMを見たことがある人もいるのではないかと思う。
(浅野先生役としてあさのあつこ先生も登場。)
記事冒頭で話したドラマが2008年4月から放送することが決定した。
まだ始まっていない登場人物の中でも重要な兄弟両方ともが某事務所の方という事で、少し視聴率に走ったのか セット売りをされてしまったのでは という感じを受けてしまい作品のファンとしては残念だ。 
とはいえ、この二人を含めたキャスト陣の演技を あまりみたことがないので、
この作品の特徴である「心理描写」をこなしてくれることに期待したい。
▼公式サイト
 角川 バッテリー http://www.kadokawa.co.jp/battery/
 東宝映画 http://www.bt-movie.jp/
 NHKドラマ http://www.nhk.or.jp/battery/
▼参考
 Wikipedia バッテリー(小説) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC_%28%E5%B0%8F%E8%AA%AC%29

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