80回センバツ、25日に選考委員会

 第80回記念選抜高校野球大会(春の甲子園)に出場する高校を決定する選考委員会が25日に行われる。その為か 各紙とも一般枠、希望枠共に「おさらい」といった記事が目につくようになってきた。
時事通信では希望枠候補校の横顔が掲載されていたので紹介する。

 【武修館(北海道)】道東の凍土、濃霧、低温など悪条件を克服して着実に力を付け、昨年の秋季道大会は4強。部員はボランティア団体の会員として積極的に活動する。
 【五所川原農林(青森)】創立1902年の農業校。一時は部員が11人に減る困難を克服し、昨秋は26年ぶりに東北大会出場。70年夏以来の甲子園を目指す。
 【安房(千葉)】1901年創立、創部の進学校。少子化が著しい房総半島南端にあり、今春には女子高と統合予定だが、昨秋の県大会で準優勝。関東大会に初出場した。
 【富山中部(富山)】ノーベル化学賞受賞の田中耕一氏らを輩出した屈指の進学校。雨天練習場なし、2時間に満たない練習時間など悪条件の中で昨秋の県大会4強。
 【成章(愛知)】部員が田原市の中学出身者に限られた公立校ながら強豪として知られ、昨秋は県大会4強。過去2年は21世紀枠補欠校。36年ぶり選抜出場を狙う。
 【畝傍(奈良)】1896年創立の伝統校。戦前の1941年に夏の県大会を制したが、文部省次官通達により野球が中止になり、甲子園は幻に。昨秋の県大会は8強。
 【華陵(山口)】英語科を設置する進学校。全校生徒が日本赤十字の会員で、ボランティア活動も盛ん。中国大会は昨秋に2年連続で4強入りし、実力は十分。
 【富岡西(徳島)】1896年創立の県内有数の進学校。清掃活動など少子高齢化が進む地元阿南市への貢献度は高い。昨秋は県大会準優勝、四国大会では8強。
 【長崎商(長崎)】8度の甲子園出場も、1987年夏が最後。部員が平和祈念式典の総合司会を務めるなど地域に密着。昨秋は県大会を制し、21年ぶり九州大会出場

また、毎日新聞社の80回センバツの21世紀枠特集で成章の記事も掲載された。

 心の教育を重視する糟谷寛文監督(56)が「野球をやってきた思い出作りに」と始め、今年30回目を迎えた。
 糟谷監督は「部員の前に成章高生であれ」と説く。旧三河国田原藩校・成章館の流れをくみ、文武両道が脈々と生きる。今春卒業する野球部102期生について「一人も辞めなかったのが一番の自慢」と糟谷監督。退部者は過去5年間で1人しかおらず、「退部するのは人間関係がうまくいっていないから」と強調する。厳しい練習やけがの時も部員同士で助け合い、友情をはぐくんできた。
 部員は全員が地元の渥美半島出身。試合がある名古屋市の球場までバスで約3時間かかるという地理的なハンディがある。練習グラウンドには十分な夜間照明がなく、平日は放課後の2時間程度しか練習できない。
 それでも、抜群のチームワークで秋季愛知県大会は04年から3年連続8強、昨年は4強に進んだ。県内では「私学4強」と呼ばれる4校など強豪私立校が公立校の厚い壁になっているが、昨秋はその一角の享栄を破った。丸山亮太主将(2年)は「4強に互角に渡り合える力は付いてきた」と自信を見せる。県大会準決勝で愛工大名電に2-4、3位決定戦では中京大中京に1-3と「4強」にいずれも惜敗。丸山主将は「もっと集中する力を高めなければ」と、さらなるレベルアップを目指す。

時事ドットコム
 「幻の出場」畝傍、36年ぶり狙う成章=選抜高校野球
毎日jp(毎日新聞)
 センバツ80th・21世紀枠:成章(東海・愛知) 「心の教育」、チーム力向上
神戸っ子(かんべっこ)
 毎日新聞に21世紀枠候補紹介記事・・
 中日スポーツにナインの紹介

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