H23新人戦、Bゾーンも接戦
平成23年度豊橋市内中学校新人体育大会(軟式野球の部)のBゾーン決勝戦は、中部中学校と青陵中学校が対決した
【1表】中部先攻の初回、四球で出塁した走者を盗塁で2塁まで進めると、4番打者がレフト線への大きなツーベースヒットを放ち先制した。
【1裏】対する青陵の攻撃では、中部の投手が遠目に見ても若干違和感のあるフォームで投球練習をしており、投球も定まらない様子。1回裏が開始しても、1・2番打者をストレートの四球で出塁させてしまい、そのまま降板し1塁手と交代した。
代わった投手は突然の登板。投球練習の最初の3球まで球が抑えられなかったが、その後ストライクを投げられる状態まで投球練習の中で調整し試合が再開された。
再開後は、三振を奪うも、次の打者がきっちりと送りバントを成功し、1アウト2・3塁。この場面で、パスボールをしてしまい、青陵中学校は同点に追いついた。
その後は6回表まで、両校共に得点圏までランナーを進めるも決定打に欠き、試合は1-1のまま進んだ。大会関係者からは「この試合もまた延長か」と日没を心配する声もでていた。
【6裏】試合は6回裏、青陵の攻撃。四球で出塁した走者を犠打で確実に進め、1アウト2塁。中部は1塁ファールゾーンでのフライをファインプレーでなんとか2アウトにするも、日没も近づき、ボールが見にくくなってきたのかライトフライを落球、その間に走者が本塁へ一人生還し貴重な1点を奪った。
【7表】ここはなんとしても1点が欲しい中部中学校は、四球などで二人走者をだすと、Cからの牽制悪送球の間に0アウト2・3塁のビッグチャンス。
しかし、投手ゴロ、ライトフライと2アウトを取られてしまい、続く打者が四球で満塁にするも、最後は三振でゲームセットとなった。
Aゾーンに続いて接戦となったが、完璧な投手戦としていたAゾーンの決勝戦に比べると、四球なども多く、いつ点を取ってもおかしくないといった展開の続く試合になった。
6回裏に犠打を青陵が決めたように、普通のことを普通に行えるかが重要な試合となった