成章野球部員の前に成章の生徒であれ

3度目の正直で夢舞台へ=21世紀枠で出場の愛知・成章高-選抜高校野球
 悔しい思いをした分だけ喜びもひとしおだ。今春の選抜高校野球大会に21世紀枠で出場する成章(愛知)。2006、07年と2年連続で東海地区から21世紀枠に推薦されながら補欠校止まりだったが、3度目の正直で夢舞台の切符をつかんだ。


 成章は旧藩校が前身で1901年(明治34年)に再興された県立校。野球部も100年を超える伝統を持つ。学校は渥美半島の田原市にあるため交通の便が悪く、地理的なハンディを抱えている。野球エリートは集まらず、部員42人全員が地元の選手だ。ただ、野球は盛んな土地柄。OB会などが夜間照明やトレーニング用のビニールハウスなどを提供し、地域ぐるみで支えている。
 野球部の方針は「文武両道」。同校は毎年多くの生徒が国公立大に合格する進学校。野球部OBの糟谷寛文監督も「成章野球部員の前に成章の生徒であれ」と言う。勉強時間を確保するためテスト前に生徒たちは学習会を行い、勉学と野球を両立させている。
 糟谷監督の厳しい指導の下、近年は安定した力を発揮。昨秋には愛工大名電、東邦、享栄、中京大中京と私学4強といわれる愛知でベスト4入り。県大会で享栄を倒し、3位決定戦では東海大会で準優勝した中京大中京と接戦を演じた。「持ち味である守り勝つ野球が目標」と丸山亮太主将。初出場した36年前は初戦で敗退しており、糟谷監督と丸山主将は「まずは1勝」と口をそろえる。新たな歴史を刻むため、甲子園初勝利を目指す。(了)
糟谷寛文(かすや・ひろぶみ)
時事通信社 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2008022600059

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